私の家ができるまで

新築建築までに起きた出来事 

41.進まぬ工事

                                                                  

2021年11月8日

工務店と出会ってからカーテンレールはこれ!というものが私にはあった。

f:id:Connect-w:20211205091637j:plain

黒いアンアンバーのアンティークなレール。

これを取り付けるには、窓枠の寸法が必要と販売店から言われた。

 

私    『明日現場に行けば、大工さん達などから窓の木枠の寸法、教えてもらえますか?』

担当者さん『大丈夫ですよ。私も行ければ行きますね。』

私    『はい、お願いしまーす♪』

 

 

翌日

約束の4時30分に現場に行く。季節的に辺りは薄暗くなっていた。

建物内に入ると、中はもっと暗い。

ヘルメットにライトを付けた業者風な方と小さなライトを手にした担当者さんがそこにはいた。

 

(まっ暗。)

 

私    「電気、つけないんですか?」

担当者さん「・・・・つけた方がよろしいですか?」

 

(???)

 

私    「えっと、そっか、電気まだついてないんですかね?」

担当者さん「・・・・。」

私    「・・・・?

とりあえず、中に入ってこの真っ暗な状態にライトを照らしながら話をし始めた。

担当者さんと一緒にいたのは窓のサッシ屋さんだった。

 

小一時間ほど3人で下調べをしたのち、建物内を後にする。

 

 

2021年11月13日

担当者さんと2人での打合せ。

 

事務所で打ち合わせし、そのまま現場移動し、カーテンレールを取り付ける為に必要なレール情報を販売店の方と話す。

私    「はい、わかりました。そこは15㎝なんですね。あとは大工さんに・・・・。ええ、確認してみます。」

横で担当者さんが電話中の私を待ってくれている。

私はまだ建築中の板の上で販売店に言われた必要寸法をメモする。

担当者さん「よくやるなって思います。」

私    「ん?それって、私…ですか?」

担当者さん「はい。」

率直に感心してもらってるかと思い、顔をほころばせながらメモを続ける。

私    「さて。では今から家具屋さんに行ってまいります。」

今日は予定が詰め込んであった。

 

担当者さんと別れ、目的地の家具屋さんに着くとLINEが入る。

担当者さん『本日は打合せありがとうございました。気を付けて、ご帰宅してくださいね。』

 

 

2021年11月15日

LINEでカーテンレールの寸法を担当者さんに伝えた。

あのレールを付けるには工務店の協力が必要だと販売店から言われたからだ。

 

担当者さん『データ読み込む事が出来、大工さんと相談しますが、早急な返答は出来ないと思いますのでご了承ください。』

 

 

2021年11月19日

担当者さん『カタログ寸法を元に検討させていただきましたら、非常にシビアでとても現物なしに『付けれます。大丈夫です。』とは回答できないのが現状です。購入は検討された方がよろしいかと思います。』

がっくりきた。きたが、すぐに似ている他の商品を探そうと新しい目標に切り替わっていた。

私    『寸法の何処がシビアでしたでしょうか?別のもので検討しようと思います。』

 

 

翌朝

返信がないので希望のカーテンレールを早く叶えたい私は朝、担当者さんに電話する。

そしてすぐにレールの販売店に走る。

 

売店  「同じようなものでこれ以上サイズがコンパクトなものはありません。」

 

(そんな・・・・。工務店からはシビアだとしか回答はない。)

 

私    「工務店の方からは現物でもなければ、何とも言えないと言われてます。」

希望が砕かれ、打ちのめされている。次の手がない。

 

売店  「それでしたら、こちらから採寸をしに現場に行きますが、いかがでしょうか?」

私    「え?そんな事をしてもらえるんですか?」

売店  「はい。ご希望のこの商品が取り付け可能かどうか、こちらで採寸いたします。」

私    「凄い!ありがとうございます。」

まさに光。これで本当に可能か不可能かがはっきりする。

出来る限り可能な道があるならば試していきたい。

でなけば到底諦めがつかない。

 

すぐに担当者さんに販売店の方が来てくれるので、予定を合わせてほしいとLINEで告げた。

私    『窓枠っていつ入りますか?販売店さんが可能かどうか現場に伺えるそうです。』

担当者さん『材料は現場に入っていますが、取付となりますと12/6の週の後半から12/13日の週ではないかと思います。』

 

(3週間も待つの?…何とかもっと早く出来ないだろうか?)

 

電話で早く出来ないのか聞いてみた。

私    「もう少し早くできないですか?」

担当者さん「頑張ってみます。」

私    「採寸時には担当者さんが来ますか?大工さんですか?」

担当者さん「そうですね…私が行けたら行きます。」

私    「お願いします。工務店の方、販売店の採寸の方、そして私の三者で検討するそうです。」

担当者さん「……エアコン屋さんに直接来て頂いたほうがいいですね。」

突然、工務店の方からエアコン屋さんに切り替わる。

私    「その方が良ければそれでもいいですが……でもエアコン屋さんはすぐに都合つけられますか?」

エアコン屋さんと販売店の採寸係の方、工務店と予定を合わせるのは難しくなるんではないかと思えた。

担当者さん「聞いてみないとわかりませんが……。」

なんだか消極的な発言の担当者さんに思えた。

あのカーテンレールを取り付けたい私の熱い思いとは裏腹である。

私    「担当者さんではダメですか?エアコン屋さんを呼ばないといけませんか?来るのに時間がかかってしまうと、家造りにも遅れが…。」

担当者さん「エアコン屋さんに直接来てもらった方がいいでしょう。そこは、確実に付くという話を販売店の方とエアコン業者でやってもらったほうが。」

私    「しかし、まあ……。販売店の方には工務店の方の立ち合いと伝えてあります。言い直せばいい事ではありますけど…。」

担当者さん「私達、工務店が立ち会ってといいますが、確実に付けられるという責任をその販売店は取ってくれるのかっていう話ですよ。」

 

(責任・・・・。)

 

だいぶ前から引っかかっていた言葉が出たと思った。

私    「責任ですね……。やはりそこですか。」

担当者さん「・・・・。」

 

工務店は、担当者さんは、責任を取れないとこれまでのやり取りで判断している。

 

(見捨てられてような気がする。)

 

正直、それは私のカーテンレールの為に力を貸してはくれず、傍観者になるという事じゃないか。

 

工務店の方が力を貸してくれなかったら、施主は誰を頼りに家を造れと……?

 

(担当者さん、あなたは私の家造りの協力者ではないんですか?)

心によぎるそんな想い。

 

 

電話を切った後、販売店にエアコン屋さんが来て頂く話をし、そしてこれからの段取りについて担当者さんにLINEする。

私    『販売店に連絡しました。12/6の後半から予約を取れるよう取り計らいしてくれるそうです。宜しくお願いします。』

担当者さん『了解しました。現場の進捗に合わせて日程調整しますので、よろしくお願いいたします。』

 

(・・・・・進捗。)(~_~)

 

(進捗…とは…。)(`・ω・´)

 

Σ(゜◇゜)

 

今、とてつもない事が分かったと思った。

現場の進捗というが、現場はどれだけ進んでるというのか。

 

(9日のサッシ屋さんと現場に行った時、真っ暗のまま打合せしたのは…?)

 

(13日に窓枠の実寸を見に行った時、何が変わっていた…?)

 

 

10月31日の構造見学会の時からこれまで、見た目では家がほとんど変わってない。

 

 

担当者さんこの件について慎重にLINEする。工務店を疑いかねない発言になるからだ。

私    『カーテンレールの存在が家の重要な部分になりますので、窓枠を出来れば早めに入れてほしいところがあります。1月半ばには完成と思ってましたが、いささか不安を感じます。』

 

担当者さんからLINEがくる。

担当者さん『了解しました。出来る限り早目に進めさせていただきます。』

 

どこまでも消極的な回答に、私のフラグが久しぶりに立つ。

 

私    『この件に関して私からもう少し聞きたい部分もあり、お話しする時間をお願いします。』

 

立ったのは怒りのフラグ。

また、担当者さんとの一騎打ちがはじまると感じている。

 

 

それを察してか担当者さんからは次の日になっても返信はなかった。

 

 

 

   ブログ(story)一覧に戻る  ☆   次 へ