私の家ができるまで

新築建築までに起きた出来事 

15.窓と採光率

                                                

 2020年12月5日

事務所での打合せ。窓の事を話しあった。

住宅には採光率というものがあり、一部屋にあたりその部屋の床面積の七分の一以上の大きさの窓を必ずつけなければならないらしい。

 

各部屋にどのぐらいの窓を配置しなければならないか、パソコン上で計算しながら、どの窓なら可能か担当者さんとやり取りをする。

 

【赤〇したところが変えたい窓】

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 私はここの窓が変えたかった。それは見た目の問題で。

床までの掃き出しのテラス窓があり、そこから柱一本をへて、隣り合わせるこの大きめの窓がバランスが悪い気がした。外観からの見た目が特に気になる。

あとは、洗面台のところに全く窓がないのが気になった。きっとここは薄暗い。

この広いLDKの窓の配置において格好よく、生活空間に程よい明るさも取り入れるにはどんなに窓を置いたらよいかを考える。しかも、予算を抑えて。

なぜなら。

 

担当者さん『採光率以上の窓の追加は費用がかかります。』

 

と言われたからだ。必要以上の窓は追加料金を頂くということだ。

 事務所での打合せ中には答えが出なかったので家に持ち帰った。

 

2020年12月7日 

数日考えたが、どうにも良い案が浮かばず担当者さんにメールで泣き言のように尋ねた。

私    『上部に横長の窓でフィクスだと、追加費用いくらかかりますか?中々いい案が浮かびません。』

担当者さん『上部の窓に関しまして、どこの位置に設置するかで変わりますが、基本は税別5万円~になりますね。』

私    『結構かかるんですね…(泣)PCにメールしました。よろしくお願いします。』

 

 【手書きにした窓の案】

私    『LDK(パターン①」の窓でしたら追加費用がかからず出来そうなのですが、建物の構造的には問題ないでしょうか?窓の大きさは横すべり窓の640×970を二枚でいけるかなと思いました。』

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私    『「洗面」と「LDK(パターン②」にした場合の追加費用を教えてください。』

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私    『洗面は上部の窓以外に洗面パネルと鏡の設置、ブランケットランプの設置を希望してまして、追加費用がかかるようでしたら、それも教えてください。合わせて、三枚の画像データのパース図も頂けないでしょうか?金額、パース図を見て、主人に相談してみようと思います。』

 

2020年12月17日

担当者さんから予算などの連絡がとんと来ないので心配になってきた。メールする。

私    『パースと費用、どうなってますか?』

担当者さん『明日中には送信できる様、頑張ります。』

私    『はい。良かったです。順調ですね。家造り、何か起きたかと心配になったりしてました。』

 

実は、ちゃんと家を建てられるのか度々心配になる事があった。土地が見つからなった期間のがあったこと、農振除外と農地転用がどうなるのか本当は不安なこと、後は工務店さんに出会う前から色々あったこと、担当者さんが後から訂正する事が多かった事……それらが不安にさせてくる。

家を求める気持ちが強くなればなるほど、それはやってきていた。

異常かもしれない。

 

2020年12月19日

担当者さんからメールで頼んでいた費用とパース図が届く。

【パターン①の内観パース図】

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【パターン②の内観パース図】

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【パターン②の外観パース図】

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【洗面の内観パース図】

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【窓の追加費用の見積り】

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(ああ、パターン①でも追加費用が・・・・。)

 

必死に考えてきたが、追加費用をかけずに最適で素敵な窓を配置する道は絶たれた。

それにしても、担当者さんの返信の遅さに苛立ちが募る。前回も物干し竿の寸法の回答が中々こなかった。

自分の家造りの熱い思いと行動とは裏腹に、担当者さんの返信が最近遅い。明日の午前中が打合せなのに送られてきたのは前日の夕方だった。

 

私は精一杯の抵抗と主張を担当者さんへメールで送った。

 

私    『夜分遅く失礼します。明日の打合せ時間ですが変更できますか?主人に相談する時間があまりなく、行く前に2人でやり取りする時間をください。』

担当者さん『了解しました。お気をつけていらっしゃってください。』

 

さらりと返されてしまった。

待ってたこちらの切なる想いを分かって欲しかったが、担当者さんには届かなかったようだ。

 

 

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